【子ども部屋編】ものを減らして、子どもの“遊ぶ力”がほどけていく

【子ども部屋編】ものを減らして、子どもの“遊ぶ力”がほどけていく

気づくとあっという間に増えていく、おもちゃや文房具、作品の数々。

子ども部屋は、家の中でいちばん“成長と変化”が現れる場所かもしれません。

ある日、足の踏み場が少なくなった子ども部屋に入ったとき、

「散らかっているから片づけなさい」ではなく、

「そもそも、ものが多すぎるのかもしれない」

と気づきました。

子どもが自分で片づけられないのは、

“片づけの仕組みがむずかしい” からかもしれない。

そう思い、親子で部屋を見直すことにしました。

■ おもちゃは“今、遊んでいるもの”だけを主役に

まずは全部を一度出して、

子どもと一緒に「好き」「あんまり遊ばない」を分けました。

残ったのは、

・よく使う積み木

・お気に入りのぬいぐるみ

・毎日触る色鉛筆とノート

思っていたより少ない数でした。

棚がすっきりし、

“選ばれたおもちゃ”だけが並ぶと、

子どもはその中から自然と遊びをつくりはじめます。

ものが減ると、

遊びの集中力が増し、想像力の伸びる余白が生まれる

ということを、目の前で実感しました。

■ 子どもが片づけられる“やさしい仕組み”をつくる

片づけは、子どもにとって “行動” ではなく “遊びの終わりの儀式”。

だからこそ、仕組みをシンプルにするのが大切です。

・収納はラベルではなく「見てわかる」カゴにする

・種類ごとに分けすぎず、大きな分類にとどめる

・床に直置きになるものは増やさない

この3つだけで、子どもが自分から“ぽいっ”と片づけてくれる流れができます。

片づけが褒められる経験を重ねると、

子どもの自信にもつながるのだと感じました。

■ 部屋に余白ができると、子どもがよく動く・よく話す

ものが減り、床が広くなると、

走り回ったり、ごろごろ転がったり、絵本を読む場所が自由に変わったり──

子どもがのびのび動き始めました。

余白のある空間は、“禁止を減らせる部屋” にもなります。

「そこは触らないで」

「それはしまっておいて」

という声かけが少なくなると、

親子の会話が驚くほどやさしくなりました。

■ 子ども部屋は、成長とともに変わっていける場所

ものを減らしたことで、

子ども部屋は “変化を受け止められる空間” に育っていきます。

興味や発達に合わせて、

おもちゃや家具を入れ替えやすくなる。

子どもの「今」の姿に寄り添える。

親が整えるのは、完璧な配置ではなく、

子どもがのびやかに成長できる“余白”なのだと感じます。

■ 今日の余白が、子どもの未来の力になる

片づけを通して感じるのは、

ものを減らすことは、子どもから何かを奪うことではなく、

未来の力を育てるための環境づくり だということ。

自分で選ぶ力、

自分で片づける力、

自分で遊びを生み出す力。

そのすべては、

余白のある子ども部屋から育ち始めます。

今日もこの部屋で、

子どもの世界が静かに広がっていきます。

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